第40章 ミブリム
リコはモリーにミブリムを見せた
「どう?モリー」
「状態異常や怪我じゃないね‥」
「でも!一言も鳴かないんだよ?なんか変だよ」
「心の問題かもね‥」
「心?」
モリーは頷いた
「人だってそうだろ?辛いことがあった時体はどこもおかしくないのに元気が出なかったりする」
「そういう時どうしたらいいの?」
「決まった答えはないな‥リコは自分が弱ってるときどうされたら嬉しい?」
「‥友達と話したい時もあるし‥ほっといてほしい時もあるし‥」
リコはニャオハと顔を見合わせた
「そうだな‥良かれと思ってしたことが相手の負担になることもあるからな‥」
「モリー!この子私が面倒みてもいい?私が連れてきたし‥私ほっとけない」
「うん」