第32章 待たせたな
「さっき‥リュウさんが倒れてなかったか?カイリューと一緒だったようだが‥」
は足を止めた
「‥?」
は今にも泣きそうな顔でフリードを見た
「フリード‥父さん‥父さんがね‥」
「‥‥リュウさんはまだ生きてるぞ‥?」
の目の前にはリュウが立っていた
リュウの後ろにはカイリューもいる
「だって‥さっき‥‥」
「だが‥もう‥俺は駄目だから‥」
「何言ってるんですか!リュウさん!」
「この建物はそのうち崩れる‥だからそれまで俺は頑張って生きる‥」
「どういうこと‥?父さん」
「この建物にはあるボタンがある‥崩れる瞬間俺はそのボタンを押してこの建物と一緒に消える」