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傍にいる[推しの子]

第10章 芸能界 第2話



『「「スカウトされた!?」」』

「そう!!
いわゆる地下アイドルなんだけどね!!
これって運命だと思うの!!

前々から地下アイドルの
メンバー募集とか眺めてたんだけど
ママもスカウトでアイドルになったでしょ??

やっぱ導かれてるって思わない!?

てか、レンまた居るの??仕事は??」

『全部片してこっち来た』

「因みに今日の仕事内容は??」

『え??えっと、グラドルの仕事が2件と』

「…」((ピク

『声優の仕事が1件かな』

「ひぇー、相変わらずぅ」

「ルビー、それ本当にアイドルグループ??」

「なんか怪しい仕事じゃなくて??」

「そんなんじゃないし!!
ほらユーチューブにも動画あるでしょ!!」

「…まぁあるにはあるみたいだな」

『…うーむ』

「だから言ってるじゃん!!」

「どういう契約かちゃんと確認してる??」

「今度ライブ見せてくれるっていうから
その後に契約とか結ぶみたい!!」

『「「ふーん」」』

「楽しみだなぁ…」

----

「また面倒な
何とかして辞めさせないと」

「またそういう…」

『アクアは意地でもルビーに
アイドルになって欲しくないんだね…』

「アイさんの件があって
君が可愛い妹に同じ道を歩ませたくないって
気持ちには賛同できるわ
私だって正直な所はそうよ
あの時ああしていたら…
今ならこうしていたのにって未だに考える」

『ミヤコさん…』

「ルビーは娘だと思って育ててきた
あんな気持ちは二度と御免

だけどルビーの気持ちは止められないし
顔立ちもどんどんアイに似てきてる
残念ながら資質がある

どの道こうなっていたのよ
やらせてあげても…いいのかもよ」

『…アクア、ミヤコさんも
こう言ってるんだし考え直したら??』

「…レンはどっちの肩持つんだ」

『どっちと、言われて…も…』((フイ

「そもそも君だって監督さんの所で
色々働いてるんでしょ
私から見たらどっちも同じよ」

『…』

「…良い悪いとかを語る前にやる事がある
ちょっと事務所の名刺借りるよ」

「えっ…何する気??」

『…もぅ、分かった付き合うよ
頑固なんだからアクアは』((ハァ

「…」

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