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傍にいる[推しの子]

第38章 恋愛リアリティーショー 第15話



- 苺プロ in No side -

「黒川あかね大変だったわね
大丈夫そう??」

事務所にいた有馬は
気になっていた事を2人に聞いた

「ああ、なんとか持ち直した」

『なんとかね…』

「そっ…あ〜あ
あのままリタイアしてくれれば良かったのに…」

「お前さ」

『かーなーちゃん??』((黒笑

2人の返事を聞いた
有馬はボソっとマイナスな発言をした
その発言を聞いたアクアは冷ややかな
目を有馬に向け、レンは黒笑を浮かべた

「あ!!違う違う!!そういう
意味じゃなくてだよ!?商売敵として!!
あとレン、その笑顔怖いからやめて!?」

『全くかなちゃんは…』

「わ、悪かったわよ…あー日本語怖いね
今のツイッターで言ったら炎上だよ…」

『どっかで聞いた様なフレーズ…』

「商売敵でもクチの悪さ
何のフォローにもなってないぞ」

「いや同い年で同じ
女優業やってる人間としては
目の上のたんこぶって言うかさ
ちょっとは堕ちて来いって気持ちを
持つのも分かるでしょ??
いわゆるシャーデンフロイデってヤツよ」

『負けず嫌いだから余計だよね』((クス

「煩いわね、悪い!?」

『悪くなーい』

有馬とレンが
話しているとアクアが口を開いた

「黒川あかねに有馬かなが??」

「そりゃそうでしょ」

「「??」」

『あ、そっか…アクアは知らないんだ』

「??」

「あーそゆこと…
あんた演劇興味無いんだっけ??
演劇ララライの黒川あかねって言えば
天才役者として界隈では有名でしょうが」

───

- 今ガチ現場 -

「本日よりあかねちゃん復帰になります」

「皆さん、ご迷惑をおかけして
申し訳ありませんでした
頑張りでお返ししたいと思っています
よろしくお願いします!!」

お詫びの言葉を述べた黒川
すると周りからパチパチと拍手がありホッとした

「それではカメラ回しまーす」

「行くぞ」

『はーいっ』

「うん、そうだねアクア、レン」

『「っ!?」』

一言…たった一言を聞いた瞬間だった

「ふぁっ…眠いんだよね収録早すぎてさー」

『う、そ…でしょ…??』

「あっもうカメラ回ってる??てへっ☆!!」

「っ…!!」

そこにいるのは黒川なのに2人が
錯覚する程のアイそのものであった

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