第38章 恋愛リアリティーショー 第15話
『私は長い事アクアの幼馴染みしてるから
何となく回答は分かってたよ??』
「「納得いかなーい」」
「…私も納得いかないです」
『えぇ…アクア他にもあるでしょ??』
「…太陽みたいな笑顔」
「「「…」」」
(レンたん/
灰簾ちゃんの事??/ですかね??)
「完璧なパフォーマンス」
「「「…」」」
(レンたん/
灰簾ちゃんの事だよね??/ですよね??)
「まるで無敵に思える言動」
「「「…」」」
(少しそれは感じる時ある…/ありますね)
「吸い寄せられる天性の瞳」
「「「…」」」
(やっぱりレンたん/
灰簾ちゃんの事だよね??/ですよね??)
「んー難しいなぁ
1人は思い浮かぶんだけどなぁ」
「私も直ぐに出てくるのは1人だなぁ」
「私もです…抽象的ですね…」
この世代にアイどころかB子町の存在自体
知ってる奴はいないだろうし
レンの良さはまだ分からないだろ
『因みに私は分かるよー』
「「「…」」」
(自分の事って分かってないな…/ですね…)
「んーでもあれかな??
B子町のアイみたいな??」
『「!!」』
「アイって昔死んじゃったアイドルの人??」
「そそ、違う??」
「…いやまぁだいたい合ってる」
驚いた…知ってる奴がいるとは思わなかった
流石にレンも吃驚した様だ
『知ってるんだ…』
「それなりに有名だしねー
そして私はユーチューバーだよぉ??」
『なる程…色んな所から
話が出る事があるんだね』
「そゆこと〜」
「…」
(ふむふむ、メモメモ…)
「あ~こういう系スキなんだー」
「メンクイな~」
確かにユーチューバーであるメムなら情報を入手する
事は幾らでも可能か…恐ろしいなユーチューバー…
黒川はまた真面目にメモ取ってるし
メムはアイを知らない鷲見に画像を見せて
2人して何か言っていが気にしないでおこう
すると黒川が口を開いた
「アクアくんの好みの女の子、やってみるね」
『で、でもあかねちゃんっ
アイは流石のあかねちゃんでも難しいと…っ』
「やれやれー!!」
「アクアを落とせー!!」
「ふん」
アイの真似なんてアイを実際知ってる
レンでさえ雰囲気しか真似出来ない
あれは天性のものだ