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傍にいる[推しの子]

第33章 恋愛リアリティーショー 第10話 ▲



「…今まで以上の事、したい」

『…え??』

アクアの発言の意味を
理解出来ないレンは少し固まる

「その…ルビーの時以上の事を、したい」

『んぇ!?』

ルビーの時と言われてやっと
理解をしたレンは驚くしか出来ない
それの意味する事を疎いながらにも
理解しているからだ

「最後まではしない、
それはレンの好きになった…
付き合った人に捧げるべきだ」

『っ…うん…分かった』

アクアの「最後までしない」宣言でレンは思った
『やっぱり…変わらないよね』と…
期待をしていなかったと言えば嘘になる
少し…ほんの少しだけ期待をしていた

けどもこの一言でその期待はブクブクと
泡となりパチンと音をたてて弾け消えて…
でもそれを悟られないように必死に
悲しい表情をしないように軽く笑う

「…良いか??」

『私、アクアに言ったよ??
アクアの好きにしていいって』

「…そうだったな」

『…だから、良いよ』
(逆に考えれば…大事にされてるんだよね??
それに…この気持ちがちゃんと「好き」って
確定するまではダメだよね…)

心で言い聞かせながらアクアに向けて
手を広げて迎え入れようとする
するとアクアはそれに応えるように
レンを包むようにして抱き着いき
そして優しく囁く

「ありがとな、レン…
一緒に少しだけ大人の階段登ろうな」

『…うん』

レンの返事を合図にアクアは
彼女のスカートのチャックに手をかけジーっと下げた
レンはその行動に気が付き
少し腰を上げ、スカートを脱がせやすい様にする
スカートを脱がせた事によりレンは下着のみの状態に

「っ…」
(ブラ見て何となく想像はついていたが
その想像を超えてくるとは思わなかった…)

『アクア??』

「…ヒモ」

『…///っ!?こ、これは違くて///!!
えと、グラドルの仕事してた時に
見てた雑誌に載っててっ…たまたま…///』

一目惚れしてショップで買ったのをほんとに
たまたま身に付けていただけであった

「いずれにせよ最高」

『…結果喜んで
くれてるなら良いけど…///』

「それに綺麗だ」

『わ、私ばっかり脱がされてて狡い…///』

「あぁ、ごめん」((バサッ

『っ…///!?』

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