• テキストサイズ

傍にいる[推しの子]

第23章 芸能界 第15話



「…レン」((ギュ

『わゎっ!!え、何どしたの…??』

ルビーが急にレンを呼び抱き締めた
いきなりの事でプチパニックを起こすレン
するとルビーは子供をあやすかのように
レンの背中をポンポンとし始めた

「…大丈夫、大丈夫だからね」((ポンポン
(きっとレンは気付いてないだろうし
私にはこれくらいしか出来ないけど…)

『っ…ん、ありがとう』
(ルビーがどうしてこんな事してくれてるのか
理由は分からないけど…さっきまでの
気持ちが少し…楽になった気がする)

抱き締めてきたルビーの肩に
レンは額を乗せて感謝を述べた

ルビーは長年アイドルを追ってきた経験上
観察力が長けている

今回レンのちょっとした
雰囲気から何かを感じたのだろう、
それこそ幼なじみだからというのも
あるのかもしれないが今のレンには
凄く有難い事だった

「まぁ元・天才子役ていう今や何の意味も無い
肩書きが元・天才子役のアイドルに変わっただけ
どのみち何かしらのカンフル剤は必要だったし…」

「自分を納得させるのに必死だねー」

『そんなに簡単に切り替えは出来ないよ』

「それにアイツと同じ事務所に
なれば一緒に仕事する機会も増える
何か盗める技術があると思うのよね

ねぇアクアって次の仕事とか入ってないの??」

「ん…あるにはあるよ」

「ん??なんか渋い顔…」

有馬の問いにルビーは歯切れの悪い返事をする

『えと、驚かないでね…??』

「…これ」

ルビーは有馬にPC画面を見せた

「どれどれ…

えっ、アクアとレンが恋愛…」

- 芸能界編 終 -

/ 225ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp