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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第11章 修学旅行の時間



先生には傷一つ付いてなかった。代わりに弾丸はあのもちもちした八つ橋に

マジか…

「おっと小骨が。危ないこともあるもんですねぇ」


みんな悟られないようにそっぽを向く
私は頭の中でため息をついた












先生が別の班へ向かい、私達はトイレ休憩をとっていた。

「失敗かー」

「いけると思ったのになー」
失敗に項垂れる木村さんと倉橋さん

『他の班…果たしてうまくいくのでしょうか?あの感じだとどんなに隙を付けてもマッハの判断力でかわされそうですね』

「確かに」

「おい、大変だぞ!」

携帯を見ていた三村さんが声を上げた

「杉野達の班がトラブルに遭ったって、今連絡が来たけど神崎さんと茅野が誘拐されたって!」

『!』

「だ、大丈夫…かな」

『……………






大丈夫ですよ。烏丸先生たちが対応するようですし…きっとあのマッハの怪物先生がすぐ向かいます。みんな無事に戻ってくるはずです』


「……そうだよな、きっと大丈夫だ」




























後から聞いた話だが、誘拐したのは同じ修学旅行中の高校生で、先生が来る前に渚さん達がアジトを突き止め乗り込んだと。大半先生のしおりのおかげであったとも。


『渚さん』

「遊夢ちゃん!」
暗殺の旅を終え、宿でお風呂上りに渚さんと再会した

『お疲れ様です、トラブルに遭ったと聞きましたが、大丈夫でしたか?』

「あ、うん。僕達も一発殴られた位だし、すぐに殺せんせーが来てくれたから何とかなったよ」

『そうでしたか、よかった』

「あのさ…」

『はい?』

「なんでそんなこと僕に聞いたの?普通は被害に遭った神崎さんとかに聞くものじゃないの?」

『…………


ええ、もちろん彼女たちにも既に話しましたよ?』

「そ、そっか」

またもやガックシする渚さん。私は首をかしげるしかなかった。


『まあ、でも………


逆に「大丈夫?」って心配されてしまいましたけどね』

「え…」

「あ、早稲田さんいたー!トランプやろー」

『呼ばれたので行きますね』

「あ…」










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