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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第46章 卒業の時間


渚side
「皆さんはじめまして!今日からこのクラスの担当になりました、潮田渚です!」


あれから7年、僕もすっかり背が伸びた。教室では生徒から慕われる立派な教師に…




の筈なのに…




「あ"?教員研修だぁ?」
「嘘つけよ、中坊だろ」



「(……うう、何でこんなことに…)」



あれから身長が全く伸びないとは…


みんな卒業後すくすく成長したのに…カルマなんか186㎝なんて馬鹿げてる!!!
唯一の救いは
『私小学生の時に結構伸びたんで今はもう止まってますね』って言ってくれた遊夢ちゃんだけだよ!!


しかも、配属先はこの修羅場…暗殺教室と立場が全く逆だ!!


「おい、ここがどんなとこか分かってんだろうなぁ」
「死にたくなかったら自習にしろや」


「あの…チャイム鳴ったから席についてー」



「席にちゅいて〜」
「ギャハハ!!」


あーもうやだ。帰りたい。ってか遊夢ちゃんに会いたい。あっちもドームツアーの運営が忙しくてもう一ヶ月くらい会えてない。会って抱きしめたい、すりすりしたい、吸いたいいちゃいちゃしたい何ならお預けされてる如何わしいことだって

「おい、」

っていけないぼーっとしてた。現実に戻されると首がガクンと揺れた

「聞いてんのか、少しでも舐めた真似すると"殺す"ぞ」











殺す…?











殺す、殺す…か








誰もが使うありふれた言葉だけど、


僕らにとっては、勇気をくれる魔法の言葉








僕の得意技で相手の背後をとり、首筋に指を当たる


「なっ……」

「「「!?」」」



手を離した後、彼の肩を叩き僕はこういうのだ





「殺せるといいね!卒業まで」








ねえ、殺せんせー
まだまだ肩を並べることは出来ないけど、


僕は、貴方みたいな人になれていますか?






「席について。



授業を始めます」
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