第1章 黒川イザナ、転生する
no side
(目が覚めると視界の中には見覚えのない天井に、女が一人。)
女「もう一人の子も産まれましたよ!男の子です!」
?「ああ、、、よかった、、!」
?「無事に生まれたんだな、、、?!」
女「はい、!呼吸もしっかりしています!」
?「そうかそうか、、、よかった、、」
(あ?産まれたって、、、どういうことだ?赤ん坊が生まれた、、、?
てか、、、俺、もしかしてこの女に抱きかかえられてる、、、?
こんな小柄な女に18の男がこんな軽々と持ち上げられてるなんて、いくら俺が小柄な方だからってそんなことできるか??
ッチ、そんな揺らすな、、、やめろ、、って、)
男は女のことを振り払おうとした。
だが、その手は女に届くことはない。
その時男の目に映ったのは「自分」の紅葉のような小さなかわいらしい手だった
(な、なな、な、)
『あうあああああああああ?!?!』
(なんじゃこりゃああああ?!?!)
女「あ、産声上げましたよ!!」
?「おおお!元気だなあ!」
?「二人とも元気な男の子ね」
「あなたの名前は、イザナよ。よろしくねイザナ」