第15章 球技大会!!~番外編~
委員「先生、咲良さんは女子バスケに出てもらった方がいいと思います。男子の方にばっかり戦力が偏ります。」
先生もこの意見に確かにそうだなと頷いている。
ヤバイ。これはヤバイ。このままでは女子バスケのメンバーに入れられてしまう。
私にとって今ではバスケ部のみんなのおかげで昔をそこまで引きずってないとは言ってもまた女バスでバスケをするとなれば話は別だ。たかが球技大会と言われてもだ。
それに問題は女バスに出ることだけじゃない。このクラスに中学の時同じバスケ部だった子がいるからだ。
玲「あの、私は男子バスケの方で出たいです。
というより女子バスケはホンマに勘弁してください」
・・・あの人達に力を貸す気になんてなれない。裏切られるだけだ。
私のこの発言に例の子…鈴木流花が反応した。
鈴「玲、貴方がいれば勝てるんだから出なよ。
何と言ってもあのキセキの世代と1on1で張り合えるたった一人の女子選手なんだから」