第9章 どうして
「はい」
「そっか‥残念だな‥一緒に高校でも弓道出来ると思ってたのに‥一年にちゃんの名前ないんだもん‥俺ショックだったんだよ?」
風間は悲しそうな顔をした
「じゃあ今度は私から風間先輩に質問していいですか?」
「いいよ!何でも聞いて!」
「どうしてそんなに私にこだわるんですか?私じゃなくても他の人でもいいと思うんですけど」
「それは決まってんじゃん!ちゃんの射は特別だから」
風間はの腕を掴んだ
「ちゃんの射はね今まで見たどんな射より綺麗だから」
「風間先輩!湊やマサさんの射だって‥」
風間は首を振った
「あの二人とはまた別なの!」