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【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第3章 【ヒロアカ 】可愛いあの子の個性事故※緑・爆【R18】


突然ですが、私上條仁美は爆豪勝己ことかっちゃんと、綠谷出久こと出久に告白されました。
まずは私達の関係からお話させて下さい。

私達3人は所謂幼馴染というやつで、幼稚園の頃から一緒でした。
私は出久と同じ社宅に住んでいて、親同士も仲良くさせてもらっていました。
小学校には3人で同じ所に通っていて、普通に仲良く過ごしていたと思います。
私達の関係が少し変化したのは中学に上がってからでした。
私は2人とは違う、女子校に受験しました。

2人と離れるのは寂しかったですが、2人はそれでも会いに来てくれて、あまり変わらず楽しく過ごせていたと思います。
それでも、中学に入ってからしばらくしてから、今まで2人で会いに来てくれていたのが、1人づつ会う様になって、2人の微妙な関係を肌で感じる様になり、悲しくなったのを覚えています。
それにも慣れた頃、私はたまたま2人の下校中を見ました。

かっちゃんは何人かの友達と一緒に出久を大声で揶揄う様に、嫌がる出久を弄んでいる様でした。
その光景を見た時に、何とも言えない不快感が私を襲ったのを今でも覚えています。
全身の髪が逆立つ様な、その時の出久の顔を見て、私は思わずその集団の中に割り込む様に入りました。

2人の間に、出久を庇う様に割り込みながら、私が現れて驚いた顔をしたかっちゃんを睨みました。
かっちゃんの周りの友達は、私に庇われた出久を更に馬鹿にしていた様でした。
かっちゃんは、最初こそ驚いた顔をしていましたが、私が涙目で嫌悪の目を向けると、目を細くしてそのまま背を向けて私達から離れて行きました。

私は慌てて出久を見ると、出久もまた、顔を歪めて私から目を逸らすと、その帰り道は何も喋らず、そのまま私達はただ悲しい時間をかけて、帰路に帰りました。
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