【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第2章 【ヒロアカ 】【自作】月は夜を照らさない※ホークス【R18】
以前のキスとは随分と違う事に戸惑っているのだろう。
そりゃ、初めてのキスから比べればねぇ‥。色々あったよ。
「俺、女も酒も仁美さんじゃなくても覚えるって言ったよね。」
俺のその言葉に、仁美さんは少なからずショックを受けた顔をして俺を見る。
勝手にいなくなり、そんな顔をするなんて随分と勝手だな。
「仁美さんは‥相変わらず下手だね。」
俺は思わず目を細めて笑ってしまった。
仁美さんは急に顔を赤くして、眉間に皺を寄せてワナワナと震える。
だってこの人があの日以来キスを誰ともしていない証拠だ。
笑みが出ない訳が無い。
俺は仁美さんを抱きしめると、暴れる腕を押さえる。
「‥俺あの時より、仁美さんを気持ち良く出来るよ。」
俺が耳元で囁けば、暴れる腕も大人しくなる。
変わりに顔を赤くして仁美さんは硬直している。
本当にこの人は体だけ大きな子供の様な人だ。
俺は仁美さんの髪を掻き上げると、現れた首筋に唇を落とす。
それだけで敏感な仁美さんはピクッと反応する。
その反応を見るだけで、押さえていた気持ちが爆発しそうだ。
俺は仁美さんを抱き抱えると、寝室に連れて行き、ベットに仁美さんを置く。
2人の重みで、ベットがギジリと鳴った。
俺は覆い被さる様に、仁美さんを上から見下ろすと、その可愛い唇に再びキスをする。
すぐに舌を入れると、今度は俺の舌に頑張って絡み付ける仁美さんがいた。
可愛らしい。行動がいちいち俺のツボだ。
俺は唇を離さず、両手を仁美さんの服の中に入れる。
仁美さんの目がピクッと動いたが、気にしないで目的の場所を目指す。