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【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第7章 【ヒロアカ 】【自作】2人の秘密の関係※ホークス【R18】


「警察のサポートをするのが私達の仕事でしょう。」
ホークスの唇が触れている手を払うと、仁美は体を起こした。
自分に背を向ける仁美を見て、ホークスは思わずその肩を抱きしめる。
「‥分かったから、もう少し一緒に居て‥。」
ホークスの髪が顔に触れると、耳元でホークスの声が小さく聞こえた。

仁美は一層眉間に皺を寄せるが、ホークスのその腕を振り払おうとはしなかった。
仁美が拒否をしないのを確認すると、ホークスは仁美の顔に手を腫れて、自分の方に寄せると、たまらずにキスをする。
すぐに舌の入ってくるキスに顔を歪めると、その仁美の顔を見て、ホークスは辛そうに眉間に皺を寄せた。

『ホークス。』
初めて会った頃の仁美の笑顔を思い出す。
どんなに自分の腕の中に収めても、もうあの頃の様な顔を見せる事は無かった。
「送って行くよ。」
最後まで離れたく無さそうに、ホークスは抱きしめながら言うが、とうとう仁美はそんなホークスを払いのける。

「一緒に出て行けるわけ無いでしょう。」
そう見下ろしながら言う仁美の目はとても冷たかった。
それ以上はもう仁美の体に触れる事は出来なかった。
離れて行く仁美の背中をただ見ていた。

初めて仁美にキスをして、ゲームを持ちかけた時は、体の関係さえ持てば、仁美は彼氏と別れるのでは無いかと思った。
だけども仁美は、ホークスがどんなに愛を囁いても、体を重ねても、決してその心をくれる事は無かった。
グッとベットのシーツを握りしめた。
今まで自分がした行為は、ただ仁美の気持ちを離す事しか無かったのだ。
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