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【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第7章 【ヒロアカ 】【自作】2人の秘密の関係※ホークス【R18】


ヒーローは主に警察の要請を受けて出動している。
成功報酬こそが、ヒーローの収入に繋がる。
ここ、ホークスの事務所の中心では、殆どの報酬は彼が総取りだろ。
警察の情報、出動よりも、早く彼は全てを解決していた。

「ああ、また後処理手伝ってくれるの?ありがとう仁美。」
その日も仁美が現場に来た時には、既に目の前の憎たらしい笑みを浮かべた男が事件を処理した後だった。
仁美が悔しそうにホークスを見るから、その顔を見てホークスはまた面白そうに笑う。

「‥せっかく警察官の彼氏が居るのに、俺より早く来れない何てね。」
ホークスは仁美の肩を叩くと、仁美の耳元でポツリと呟いた。
ホークスの手を払って、仁美はキッと彼を睨み付ける。
そんな仁美の顔を見て、ホークスは両手を上げて、ふざけた様にこれ以上刺激はしないとアピールする。

「じゃあ、今日もいつもの部屋で。」
ホークスはそれだけ言うと、後処理はサイドキックや警察に任せてその場を離れる。
その背中を見て、思わず叫びたくなる仁美だった。

最初は、ホークスも居るこの町で、彼と提携しながらこの大きな都市を守っていけたらと、この街に事務所を構えた。
年でこそ同じ年の仁美達でも、ヒーローになって事務所を構えたのはホークスが先だった。
事務所を構えるに当たって、先輩のホークスの事務所に挨拶に行った時、ホークスはにっこり笑ってよろしくと言った。

初めての事務所立上げで、ホークスと顔見知りになったのは、仁美の不安を和らげた。
なのに今となっては、その時の自分の選択を正したい。
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