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殺し屋ファミリー

第1章 メンツ



暗闇の夜。

コツッコツッ

小さな音を立てるハイヒールの音。

その音はビルの中へ吸い込まれていく。。

ハイヒールの音が止む。


バァァーン
アァァァァァ

それと同時に1つと銃声と男の小さな叫び声。

コツッコツッ

何事もなかったかのようにハイヒールの音ははじまる。
ビルから外へ。
ハイヒールは音を立てて、逃げてゆく。暗闇へと。

プルルル プルルル

ハイヒールの音をかき消すような電話のバイブレーション。

カチャッ

愛「任務完了。処理は任せます。ボス」

ボス「部下を向かわせた。その場を去れ」

愛「承知」

プツッ
ピーピー

コツッコツッ

ハイヒールの音が小さく鳴り響く。

ガチャ

愛「ウッ」

男「そんな簡単に裏をとられてどうするつもりだ?
ここまで生きていることが不思議だ」

愛「あら久しぶりね。せいちゃん」

征十郎「あぁ。7年ぶりだ」

愛「7年ぶりの再会がこれなんて気分が悪いわね」

スチャッ

征十郎「裏をとられやすいお前が悪い。俺たちは命がけだ」

愛「フッ。せいちゃんはもう知ってるのね。私が殺し屋なこと。」

征十郎「それを言えば愛。お前もだろ?奇遇だな」

愛「まぁいいわ。けど気になることがあるわ」

征十郎「なにか気に障ることでも?」

愛「とぼけないで。せいちゃんがなにも用がないのに私のとこにくることなんてないはずよ。用件はいったいなんなのかしら?」

征十郎「話が早くて助かるよ。単刀直入に言おう。俺と結婚しろ」

愛「はっ?せいちゃん本気?」

征十郎「俺はいつだって本気さ」

愛「ンッ、、」

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