第19章 うちはイタチ part2
うちは会合
うちは一族の皆が、ぞろぞろと南賀ノ神社へ足へ運ぶ。
日も沈まり、さっきまでの人集りは無くなり、南賀ノ神社では、会合が開かれている。
暫くし...神社から人が出てきた。
どうやら会合は終わった様だ。
人は途絶え、周りは閑散とした。
オレはある"1人の気配"を確認し、神社の本堂へ足を運んだ
「来たか。イタチ」
代々伝わる古の石碑の前に、うちはフガク...オレの父は佇んでいた。
そこで分かった衝撃的な内容。
父さんも、万華鏡写輪眼を開眼していた。
しかし父さんは、皆に万華鏡写輪眼を開眼した事を隠していた。
それは...
「"万華鏡写輪眼は、九尾を操れる"
それを知れば一族は、更なることを望むからだ
見ろ!!」
万華鏡写輪眼!
父さんの幻術によって見せられた光景は、
九尾を写輪眼で操る事により里が崩壊する様子だった。
「ッ、そんな...」
「一族の中には里に恨みを持つものも多い。追い詰められれば、ここまでやる...双方に夥しい血が流れるだろう
だがイタチ。
お前が居てくれればッ」
「!」
「不意を突いて、上層部を拘束するのだ! 僅かな戦闘は起きるが、暗部のお前の協力があれば、無血革命が成功する!」
「無血......革命」
「イタチ!お前は俺の子だ!頼む!一族を助けてくれ!」
嗚呼...もうこれはっ...
オレは悟った...
「ダンゾウ様」
「申してみよ」
「...うちは一族は...
木ノ葉に...
革命を起こす決意ですッ」
オレは振り絞る様に報告をした。