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《降谷夢》bonheur {R15}

第66章 長野




コ「あ、美緒さんが最初に入る時に眺めてたのって
この看板だったんだね。」

『あー…うん…
古い教会なのにこの立て札だけ真新しいから
なんか変だと思ったんだよね。』

小「おいおい…!
まさか誰かがみんなの車をデッキに誘導して
故意にオシャカにしたってことか?」


毛利さんの言う通り、今のところその可能性が1番高い。



それになんだか…



とてつもなく嫌な予感がする…




コ「とにかくさ、僕達も中に入って
長野県警に連絡して迎えに来てもらおうよ。」

小「ああ…外はまだ吹雪いててさみーし…そうするか。」


何も起きないことを祈りながら
毛利さんとコナン君に続いて教会の中へ入ろうとすると
零くんに腕を掴まれ立ち止まった。


『…?どうしたの?』

「美緒…なるべく僕から離れるなよ。
なんだか嫌な予感がする…」

『うん…私もそんな感じがしてる。』

「ごめんな…?
こんな事になると思わなくて、僕が美緒を誘ったから…」

『そんな…零くんのせいじゃないよ!
確かに何か起こりそうで不安はあるけど…
零くんが一緒だから全っ然大丈夫!』


それに、頼りになる探偵が2人もいるし
不安だけどすこく心強いんだから。



「ありがとう、美緒。」

『もう…お礼なんていいから。
それより早く中に入ろう?寒くて死にそう。』

「あぁ…そうだな。」


零くんに肩を抱かれて一緒に教会の中に入り
頭やコートについた雪を払い落とした後、再び礼拝堂へと向かった。





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