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《降谷夢》bonheur {R15}

第4章 卒業






『…キスするの二回目だね。』
「この前のはキスじゃない。カウントに入れるな。」
『え、なんで!?』
「なんでもだ。」


うーん、よく分からない………?

すっかり涙も引っ込んだので私は椅子から立ち上がった。


『じゃあ……私先に帰るね。降谷くん、元気でね!』

「ああ…美緒も元気で。お互い頑張ろうな。」


降谷くんに手を振って、1人で校門まで向かった。


自分の気持ちも伝えることができたし
何も後悔はなかった。


『よーし!!
みんなに負けないように明日から頑張ってやるぞー!』


自分に喝をいれて、帰り道を歩く。



とりあえず明日からは仕事第一!
しっかり職務を全うするんだ!








この時の私は、すごくやる気に満ち溢れていたから…







まさか警察官を辞めることになるなんて…





全く予想もしていなかった。









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