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《降谷夢》bonheur {R15}

第62章 約束



『可愛い……
元気に産まれてたんだね…。
パパとママにたくさん幸せにしてもらうんだよ?』


可愛い赤ん坊を目の前にすると自然と顔が綻ぶなぁ。


「美緒のおかげでわたし今すごく幸せだよ。
研二と結婚して光莉が産まれて……
美緒があの時、私の背中を押してくれたから…
本当にありがとう。」

『もう、何言ってんの!
瑞希は私の大事な親友だもん。
困ったことがあったらいつでも言って!
夫婦喧嘩の愚痴とかなんでも聞くから!!』


「ふふっ。じゃあさっそく聞いてもらおうかな!」



その後、光莉ちゃんが起きるまで
私と瑞希は久しぶりにたくさん話すことができた。


萩原くんがかなりの親バカっぷりを発揮していて
光莉ちゃんにメロメロであることとか
瑞希が寝不足で辛い時には
家事を手伝ってくれて助かっているとか
幸せそうな惚気話も聞かされた。


「美緒も降谷にプロポーズされたんでしょ?
よかったね!」

『…やっぱり気づいちゃった?』

「そりゃあ気づくよ。
左手の薬指に指輪つけてるんだから。寝てる時にはなかったのに。」


自分で報告するのはなんだか恥ずかしくて黙ってたけど
絶対突っ込まれると思ってた。


『私も……瑞希と萩原くんみたいに
幸せな家庭作れるといいなぁ。』

「降谷なら大丈夫でしょ。
あいつ美緒にめちゃくちゃ夢中じゃん。」


いや、夢中って……
それを言うなら私の方が零くんに夢中なんだけど…



そんなこと恥ずかしくて言えないけど
私の顔を見て
瑞希は私が何を考えているのかお見通しで呆れているようだった。



たくさん話し終えたところで光莉ちゃんが泣き出したので
瑞希はあやしながら帰って行った。







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