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《降谷夢》bonheur {R15}

第43章 危険




…。

前見た夢と似たような夢だったな……。
すごく楽しい夢だったけど
話していた相手の名前も顔もやっぱり分からない…。




夢の中に出てくる人物は一体誰なの…?






目が覚めると、時刻はもう夕方だった。



眠っていたベットのそばの椅子に蘭ちゃんが座っていて
どうやらずっと付いていてくれたみたいだ。


「美緒さん、おはようございます。気分はどうですか?」
『たくさん寝たから、なんかスッキリしてるよ。
でもちょっと喉が乾いちゃったかな?』
「じゃあ外にジュースでも飲みに行きませんか?」
『いいね!一緒に自販機行こっか。』


私達は2人でジュースを買い
病院内の共有スペースにある椅子に座ってお話することにした。



「あの、安室さんなんですけど
美緒さんが起きる少し前までいたんですが
用事があると言って帰られました。
なんか明日も1日用事があるそうで、
会えないから謝っておいて欲しいって言ってましたよ?」


『そう…なんだ……。』

助けてくれたお礼を
ちゃんと顔を見て言いたかったなあ、と考えていると
蘭ちゃんがニヤニヤしながら私を見つめてきた。

「美緒さん…
やっぱり安室さんがいなくて寂しいですか?」


『へっ!?
いやいや!!別に…そんなっ……!
さ、寂しくなんてないよ!!』

「そうですか?少し顔が赤いみたいですけど。」

『もう!蘭ちゃん!!やめてってば!』

「あはは!ごめんなさい!
美緒さんが可愛くてつい揶揄いたくなっちゃいました。」

……もう!!


私が少し拗ねていると、
近くにあったテレビにトロピカルランドというテーマパークの話題が放送されていて
なぜかテレビに映ったお城に見覚えがあった。



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