第39章 警察
『あれ?今日哀ちゃんは?』
歩「灰原さんは今日
博士と2人で家の大掃除するからパスだってさ。」
『そっか…。』
哀ちゃんにはまた別の機会にお礼しようと決めて
コナン君、歩美ちゃん、光彦くん、元太君と私の5人で
何を食べるか相談しながら歩き出した。
そして、信号のある交差点についたところで
横断歩道の信号が点滅していて、元太君が走り出そうとした。
元「やべっ!信号変わる前に渡ろうぜ!」
『あ…だめだよ元太君…「こらっ!」……?』
私が元太君に声をかけようとしたら
同じタイミングで私達の後ろから1人の男性が声をかけてきた。
「青の点滅は黄色と同じなんだ。
次に信号が変わるまで待ちなさい。」
歩・元・光「「「はーい…。」」」
子供達が返事をすると
その男性はそのまま近くの電話ボックスに入って行った。
『うーん……あの人、どこかで見たような…』
光「美緒さんのお知り合いですか?」
『いや…知り合いっていうわけじゃないんだけど…。』
わたしが記憶を辿っていると
コナン君には分かったようで私に話し出した。
コ「あの人刑事さんだから、
美緒さんが警察官だった時に警視庁で見かけたりしたんじゃない?」
どうやら電話ボックス内で話しているその男性が
手帳を横に開いて横書きしているのを見て
刑事であると気付いたそうだ。
『…あー!そうそう!
美和子ちゃんと一緒にいる所を何度か見かけたことある!』
コナン君は本当になんでも知っていて感心するなぁ。
彼のお陰でスッキリしていると、
ちょうど横断歩道の信号が青になったのでみんなで渡った。
しかし……
そこで事件が起きた。
先程の刑事さんが
何者かに拳銃で撃たれてしまい、それに気づいたコナン君が声を上げた。