第34章 特訓
翌朝ー…
ベットの隣にはもう零くんはいなくて
私が起き上がるとちょうど彼は寝室に入ってきた。
「おはよう。ちょうど朝ご飯できたぞ。」
『おはよ。相変わらず起きるの早いね。』
零くんに聞いたら、朝起きてからジョギングして
河原でトレーニングをして、私のアパートに帰ってきてからシャワーを浴びて、朝ご飯を作って今に至るとの事だった。
『朝からそんなハードで大丈夫?』
「体動かすの好きだからな。余裕だ。」
…流石としか言いようがない。
前も思ったけど、やっぱり零くんは体力お化けだ。
朝食の後片付けは私がやり、
その間に準備を終えた零くんは私よりひと足先にアパートを出て仕事に向かった。
その後、わたしも身支度を整えてから
風見さんにメールで送られてきた場所に向かうためアパートをでた。
メールに書いてあった場所は米花駅。
着いたら連絡をしてほしいと言われていたので
わたしは時間に間に合うように歩いて駅に向かった。