第4章 卒業
あっという間に月日は過ぎ、
もうすぐ警察学校の卒業式。
この間の事件以降、
私はとても平穏な日々を過ごしていた。
まあ、訓練や試験は大変だけどね…。
ちなみに、私のことを嫌っていた川北さんは、
事件の翌日には警察学校を辞めてしまっていた。
教官には、前々からやりたいことがあったと言っていたそうで
彼女が辞めてしまった以上、それが本当かどうかは分からない。
それからは特に何も問題はなく、
いつも通り訓練と試験に追われる日々ーーーーー
問題があるとすれば……
卒業後の私の配属先がまだ決まってないことだ…