第22章 聖夜

零くんとデートをした日から喧嘩のようなことをしたまま、私達は一切連絡を取っていなかった。


私の手の怪我はすでに抜糸も済んでいて
気づいたら明日は約束していたクリスマスイヴ。


一応、定時で仕事は終わる予定にしてもらっているけど
零くんは来ないかもしれないな…




零くんが憎んでた男性…

赤井さんに会ったのを黙っていたから
きっとかなり怒らせちゃったんだと思う…


本当はすぐにでも連絡を取りたいけど
もし拒絶されたらと思うと怖くてなかなか連絡できずにいた。