第21章 復讐
「美緒、こっち向いて?」
『ん?……っ!?』
顔を後ろに向けると
降谷くんは私の顎を掴んでキスをしてきた。
『…何もしないんじゃなかったの?』
「悪い。美緒が可愛すぎてキスしたくなった。」
悪いなんて思ってない顔して言われてもな…
「もっとしていいか?」
『そんなの聞かないでよっ!』
「…やばいな……、可愛すぎる」
どこが!?今のどこに可愛さあった!?
心の中で突っ込んでいると
降谷くんの激しいキスの雨が降ってきた。
『んっ……ゃ…ぁっ……』
舌を絡め取られる激しいキスをお風呂に浸かりながらしているせいで
体がふわふわする…
「美緒…好きだ。」
『ん……わたしも…好きだよ…』
素直にそう答えると
降谷くんは私の体を抱き上げてお風呂をでた。
脱衣所でささっと体を拭かれると
そのまままたお姫様抱っこをされて…
「今日は手を出すつもり無かったんだけどな…
美緒が可愛すぎてもう無理だ、抱く。」
私のせい!?
一緒にお風呂入るって強制連行したの降谷くんじゃん!
いつの間にか寝室に着いていてベットに優しく降ろされた。
…そして目の前には野獣化した降谷くんがいる。
服を何も着ていない状態の私を
降谷くんがマジマジと見ていて恥ずかしくなり
手で身体を少し隠したが…
私の手はすぐに掴まれて頭上で押さえつけられた。
『や、やだっ!降谷くん!恥ずかしいよ…!』
胸を突き出す形になっていて
恥ずかしすぎて顔から火が出そうだ…