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《降谷夢》bonheur {R15}

第18章 説得




降谷くんは優しく笑ってくれていて…

昔と変わらない透き通ったブルーの瞳を見ると
胸のドキドキがより一層早くなった。


『あと、ね……。
もう一つ話したいことがあって…


私………降谷くんのこと……っ、……?』


好き、って言おうとしたら
口に人差し指を置かれて喋れなくなった。


「今度は僕から言う番だよ。


美緒………君が好きだ。

ずっと…ずっと好きだったんだ。



……僕の…恋人になってくれるか?」



真っ直ぐ私の目を見て伝えられた降谷くんの気持ちが嬉しくて……
嬉しすぎて、涙をこぼしてしまった。


だって…ずっと聞きたかった言葉だから…



気持ちが同じだと分かっていても
聞くと聞かないのとじゃ全然違うと思った。


『私も……っ、降谷くんが好き…。

好きすぎて………
たぶんもう離れるなんて無理だよ?』

「心配するな。
離す気なんて全くないから。」




降谷くんはそう言うと
徐々に顔を近づけてわたしの口にキスをした。


「美緒……。大好きだ…」

『私も…。大好き…』



気持ちが通じ合ってから初めてのキスだったので
以前よりもかなり甘く感じた。


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