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《降谷夢》bonheur {R15}

第18章 説得




公安の協力者になって欲しいと勧誘された日の翌日、

東社長と梢さん、同僚の葉山に話があると言い
事務所の会議室に集まってもらった。


葉「どうしたんだよ?
急に話あるとか言って全員集めるなんて。」

『忙しい時にごめん…。できるだけ手短に済ますから。』


東「昨日の話の続きか?何か分かったんだな。」

『はい…。
最近ずっと尾行されていたから
どんな奴がつけて来ているのか気になって…
その正体が分かりました。』

梢「昨日社長と話してたのは、その件だったのね?」

『そうです。
私をつけていたのは、公安警察の人間でした。』

東「公安?
警察が若山に何の用だったんだ?」

『公安の協力者になって欲しいと頼まれました。
私1人の独断で決めてはいけないと思ったので
みんなの意見を聞きたいんです。』


葉「協力者って……。なんで若山を?」

東「おそらく、
若山のスキルを見込んでのことだと思うぞ。
それに、元SPにも関わらず今は民間企業勤めだから
情報収集にも役立ちそうだしな。」

実際、何をするか頼まれたわけじゃないから
その都度協力する内容は異なってくると思うけど…



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