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《降谷夢》bonheur {R15}

第17章 尾行


事務所に到着し、私はいつも通りドアを開けた。


『おはようございます!
あの、社長。少し話があるんですが…
お時間よろしいですか?』

東「おー。いいぞ。
あと10分くらいなら余裕あるからな。」

『すみません、お忙しいのに…。
実はここ数日、誰かに尾行されているようで…』

東「…ストーカーの可能性は?」

『0とは言えませんが、
写真を撮られたりなどの被害は全くないんです。
自宅も恐らく知られていますが、
盗聴器やカメラが仕掛けてあるわけでもないので…。
被害が何もない為、現在は無視してます。」

東「分かった。被害が何もないなら今はそれでいい。
ただ少しでも気になる事があればすぐ報告しろ。いいな?」

『はい!分かりました。
では、今日の仕事に向かうので失礼します。』







東「危害がないなら奴等じゃないだろうが……
……若山を尾行するなんて…何者なんだ?」




社長が呟いた言葉は、私の耳には入らなかった。



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