第15章 動揺
萩原がカウンター席に座りカフェオレを注文すると、
梓さんと話し出した。
梓「萩原さん、今日は珍しくお一人なんですね。」
萩「うん。なんか急にここのお店のカフェオレか飲みたくなっちゃってね。
それに…
ちょっと面白いこともあったから報告しに来たんだ。」
梓「?面白いことってなんですか?」
萩「俺の親友が、美緒ちゃんとデートすることになったらしいんだよね〜。もう警視庁内その噂で持ちきりだよ?」
……美緒と松田がデート!?
梓「えぇ〜!?美緒さんすごい!
モテモテじゃないですかー!!
安室さん!負けてられないですね?」
萩「へぇ〜。
ポアロのお兄さんも美緒ちゃんのこと狙ってたの?」
こいつ……
僕の気持ちを知ってるくせに
ニヤニヤしながら聞いてくる萩原にイラッときたが
安室透がそんな顔出すわけにはいかない…
「梓ちゃーん!ちょっといいー?」
梓「はーい!
マスターに呼ばれちゃったので失礼しますね。
萩原さん、ごゆっくり〜!」
梓さんがいなくなり、2人になったところで萩が口を開いた。