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《降谷夢》bonheur {R15}

第13章 過去


わたしは現実が受け入れられなくて
入院中はずっと窓の外をぼーっと見ていた。



いつの間にか3日が経っていて
退院してからも1週間は自宅で体を休めるようにと
上司からの伝言を見舞いに来た同僚が教えてくれたので
家でもほとんどベットの中で過ごした。

食事はとても食べる気にならなくて
最低限しか食べていなかった。



…しっかりしないといけないのはわかってる。
頭の中ではちゃんと分かってるんだ…。


でも…わたしのせいで前田さんを死なせてしまった。
悔やんでも悔やみきれなくて
あの時の光景が頭から離れないの……


目標にしてた上司の背中が
ゆっくりゆっくり、崩れ落ちてしまうのを……

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