第13章 過去
前「おーい若山〜
お前今日は朝から外務大臣の警護だったよな。
もう何もされてないか?」
『前田さんが大臣に言ってくれたおかげで
今は何もされてないです。一体何を言ったんですか?』
前「それは、内緒だ。」
『……気になります…。』
最初の頃は大臣のセクハラに悩まされていたが、
相手が相手なだけに強く拒むことが出来ず
前田さんに相談したところ穏便に対処してくれていた。
しかも他の要人たちからの口説きも
全く無くなったから驚いた。
その後、SPとしてだいぶ仕事をこなせるようになって
4年の月日が流れ、事件が起きてしまったーーーー