第12章 暴露
メールが来てから約10分後、
部屋のインターホンが鳴って
降谷くんを玄関に出迎えに行き、部屋に入ってもらった。
「悪いな、遅くなった。」
『ううん、無理言ったのはこっちだもん。
思ってたより早くてびっくりしたよ。』
「急いで終わらせてきたからな。」
やっぱり優しい人だなぁ…
私のことを考えて早く終わらせて来たと言う降谷くんの気持ちが嬉しかった。
会話をしながらリビングに2人で向かい
降谷くんにはソファーに座ってもらった。
『あ、ご飯食べた?何か作ろうか?』
「仕事中に少しつまんで食べたから大丈夫だ。」
『じゃあコーヒー入れるね!ちょっと待ってて。』
コーヒーのお湯を沸かしている間
私は寝室に行き、1枚の写真を持ってキッチンへ戻った。