第12章 暴露
お墓参りの後自宅へ帰り、
黒のスーツから私服に着替え歩いてポアロに向かった。
『降谷くん…いるかな……』
話す覚悟を決めたので
気の変わらないうちに勢いのままに行動している私。
電話で話しても良かったけど
やっぱり顔を見て直接話したいと思った。
降谷くんに無性に会いたかった。
ポアロにたどり着くと、降谷くんの姿が外から確認できた。
ちょうどランチタイムの時間だからか
店内には少し多くのお客さんがいるように見える。
『そういえばお昼まだだったし…
ここで食べちゃおうかな。』
私は扉を開けてポアロの中に入った。