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《降谷夢》bonheur {R15}

第11章 葛藤


せっかく会えたので、
入り口にあるベンチに座り少し話すことになった。



『諸伏くん、忙しいのによくここに来れたね。』

「前田さんにはお世話になったからね。
今年はたまたま命日に来れてよかったよ。」


諸伏くんは
前田さんに何度か武術の稽古をつけてもらったことがあるらしい。
私はそのこと全然知らなかったんだけどね。



「美緒ちゃんとはポアロで入れ違いになってたみたいだね。ゼロが言ってたよ。」

『ほんとだよ〜。
私仕事休みの時はいつも行ってたのに。
……やっぱり諸伏くんも潜入捜査で忙しい?』

「ゼロに比べたら全然忙しくないよ。
あいつはいつ寝てるんだってくらい忙しいから。」

『そうなんだ…。』


忙しいくせに
わたしに時々電話やメールしてくれてたんだ…

無理しなくてもいいのに……。


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