第7章 友人
扉を開けてお店に入ると、
カランカランとドアについたベルが鳴り
笑顔が可愛い女の店員さんが迎えてくれた。
梓「いらっしゃいませ!
お一人様ですね!こちらのお席へどうぞ!」
平日だったからそんなに混んでいなくて
2人掛けのテーブル席に案内してもらった。
メニューを見て、
「おすすめ!」と書いてあったハムサンドモーニングと
ホットコーヒーを注文した。
店員のお姉さんは、
私のオーダーをもう1人の店員に伝えに行っているようだった。
梓「安室さーん、ハムサンドの注文入ったので
お願いできますか?」
噂のイケメン店員かな?と思っていると、
その人は店のバックヤードらしきところから出てきた。
……。
その人物は、何度も見たことのある金髪で肌は色黒。
透き通った色の目が昔と変わらず綺麗で……
わたしの同期だった男、降谷 零だった。