第7章 友人
松「美緒、お前が何で警察官辞めたのか
正直めちゃくちゃ気になってる…
でも、無理に聞くことはしたくねーんだ。
お前から話したくなったら、その時は聞いてやる。
…だから、困ったことあったらいつでも言ってこいよ。」
松田くんがそういうと、
伊達くんと萩原くんも笑って頷いている。
嬉しくて…
嬉しすぎて…
胸がぎゅーっと締め付けられた。
『…っ。ありがとう。
みんなにはちゃんと話すから!
もう少し…もう少しだけ待ってて欲しいの……。』
萩「大丈夫だよ、美緒ちゃん。
俺達は君のこと、昔も今も信じてるからね。」
伊「あんまり無理して考え過ぎるなよ。
お前のタイミングで話したくなったら話せばいいんだ。」
彼らの優しさは、7年経った今でも健在だ。
松田くん達とは、警視庁で何度か顔を合わせたりしたけど
SPだった時の私の仕事が忙しすぎて
こんな風に飲みに行くことなんて出来なかった。
だから今回、彼らと再会することができて
私はとても嬉しかった。