第1章 出会
side 降谷
『バカっていう方がバカなんだよ!!
ばーーーーーーか!!』
彼女の発した言葉にぽかーんとしているうちに、
すでに彼女の姿はなくなっていた。
それは他の4人も同じなようで…
「「「「「ぷっ!はははははは!!!!」」」」」
気づいたら5人そろって吹き出し大笑いしていた。
萩「何あの子!めっちゃ面白い子じゃん!
俺のことモテ男って!ウケる!」
松「ほんとだよ……誰だよあいつのこと
今年1番のクール美人って言ったやつ…
全然クールじゃねぇじゃねえか!」
諸「俺なんて優男だよ?
初めて女の子にそんな風に呼ばれた。」
降「僕は金髪野郎だぞ?
ただの悪口にしか聞こえない…。」
伊「間違ったことは言ってなかったと思うがな。
俺はただ説教されただけだ…
お前らのせいでな。」
萩「ごめんね、班長。
これから少し気をつけるよ。」
伊「少しじゃ困るんだよ!!」
降「まあでも、
彼女の気が思ったより強くて安心したけど、何かあるかもしれないから警戒しとくに越したことはないな。みんなで気にかけておこうか。」