• テキストサイズ

《降谷夢》bonheur {R15}

第6章 再会


松田くんは大股でこちらに向かって歩いてきて
ガシッとわたしの腕を掴んできた。


松「わりぃ、こいつちょっと借りるぞ。」

『え!ま、待ってよ松田くん!
わたし今市長の警護中だからここから離れられない…』

松「3分話すだけだ。
佐藤、高木。こいつの代わりに市長のこと見ててくれ。」

『はあ!?ちょ、ちょっと!
てか腕痛い!歩くの早い!引っ張るな!』


ワーワー言う私を無視して
松田くんはわたしの腕を引っ張り続け
みんなから少し離れた所で止まってくれた。


松「お前この3年間どこで何してたんだよ…!
すっげぇ心配したんだぞ!?馬鹿野郎!!」

『っ!!……ご………めん…。
さっき美和子ちゃん達にも同じこと言われた…。
ほんと…心配かけてごめん。』

松「はぁ…………。
でもまあ、思ったより元気そうで安心したよ。」


思いっきりため息をつかれたが、
そのまま頭をポンポンと叩いてくれる松田くんの手は、
昔と変わらず優しい手つきだった。


/ 1020ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp