• テキストサイズ

《降谷夢》bonheur {R15}

第73章 隻眼







みんなでレーザー棟へ移動したところで
なぜか零くんから、浮気するなメールが届いた。





『…ははは、もうバレちゃった。』

コ「…?何が?」

『いや、零くんに黙ったまま長野に来たから…』

コ「そうなの?連絡すれば良かったのに。」

『うん…。
でも反対されて、説得する時間もなかったし…。』





まぁ、内容的には変なメールだったけど
それはきっと零くんなりに応援してくれてるんだろう。



そうじゃなかったら、わざわざこんなメール送って来ずに、電話でお叱りを受けるだろうから。



たぶん…風見さんか諸伏くんから
私が長野に行った理由を聞いて、心配はしてるけど
無事に帰ってこい…と、そう言われてるようだった。






『ほんと、零くんらしいな…』

コ「…ねぇ、美緒さんは
僕に盗聴器を仕掛けた男の人が、公安の人ってことは知ってるの?」


『!?どうして、それを…』


コ「さっき僕にも安室さんからメールが来たんだ。
この盗聴器、嫌なら外していいよって。
僕にそう言うってことは、仕掛けたのは公安の刑事さんで
この盗聴器を博士に確認してもらったら受信範囲は大体500m……、たぶん風見さんも長野に来てて、こっそり僕達の会話を聞いてるんじゃないかなぁ?」





…この子、凄いなんてレベルじゃない。
頭キレすぎててやばいわ。



コナンくんの推理を聞いたら
どうして風見さんが定期連絡不要って言ってたのか理解できたし。



…まるで、小さなシャーロックホームズを見てるみたい。





『私も盗聴器を仕掛けたのは
公安の人かもって思ってた……、ごめんね?
気付いてたのに言えなくて…』


「ううん!それは別に気にしてないよ!
ただ……少し聞きたいことがあるんだけど…
話してくれるよね?」





…情報交換ってやつですか。




まさかかなり歳下の子供に
そんな要求されるとは思わなかったな…。






/ 1124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp