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《降谷夢》bonheur {R15}

第71章 懸命





『零くん…ここ病院だよ…』

「だから何だ。」

『看護師さん来たらどうするの…?』

「どうもしない。見せつけるだけだ。」


…真顔で何を言ってるんだろうと思っていると
零くんの顔が徐々に近づいてきて目を閉じかけると
私達の可愛い息子の泣き声が聞こえてきた。


『…起きちゃったみたい。』

「もうお預けは勘弁してくれ…10秒だけ。」

『うん…キスして?零くん。』

「ああ…喜んで。」



たった10秒間のキスだけど
零くんとのキスはいつも甘くてドキドキして…
とても幸せな気持ちになるんだ。


ちゅっ、と音を立てて唇が離れると
零くんは私の顔を見て微笑んだ。



「美緒…愛してる。」

『私も…愛してるよ…』



互いに気持ちを伝え合った後
ベットに座りながら赤ちゃんを抱っこして2人であやした。











(なぁ、美緒。)

(んー?)

(2人目はいつ作る?)

(!?気が早すぎるから!!)





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