第2章 サボるな
「明日部活あるのか?」
「明日からある」
「なら明日からちゃんといけよ?」
「マサさんとここで弓引きたい!」
「それは嬉しいが‥ちゃんと部活に行け!サボるな!」
滝川はそう言って笑った
「僕‥マサさんの前では本当の私でいていい?」
「‥もしかして学校でも男として生きてるのか?」
は頷いた
「正直もう‥疲れた‥中学の時から男を演じて‥でも弓道を続けるにはこうするしかないから我慢だよ」
「弓引いていくか?」
「うん!」
は笑顔でそういった
「制服ズボン買えたのか?」
「うん‥マサさんはずっとここで弓を引き続けるの?」
「‥その事なんだが‥弓道を辞めようか悩んでいる」