第10章 話がある
「父さん‥です‥失礼します」
はゆっくりドアを開けた
「何のようだ?今日はお客さんが来てるのか?」
「はい‥弓道部の部員が三人来ています‥今日一日泊まります‥弓道場を使ってもいいですか?」
「好きにしろ‥それで?話はそれだけか?」
は深呼吸をした
「父さんに話があるの!私‥もう男として生きるのやめる」
がそういうと父は睨みつけた
「ということは弓道を辞めるという事だな?」
「違う!私は弓道が大好きだからこれから先も弓を引き続ける!もう男として生きていくのが辛いの!苦しいの!私は男じゃない!女だから!!‥だから父さんお願い許して」