第8章 女
「私の父さん幸平っていうの‥わかる人はわかるよね?」
「あ!知ってる!優勝何回もしてる人だよね!今は引退してるけど」
は頷いた
「弓道の世界では有名な人‥私はその娘‥だから小さい頃から弓道を教わって弓を引いていたの‥でも私が中学に入る前に大好きだった母が病気で死んじゃったの‥母は私の射を好きって言ってくれたの」
「そうだったんだ‥知らなかった‥」
「ちなみに俺も幸平さんに弓道教わってた一人だ」
「マサさんも!?」
滝川は頷いた
「私の家には弓道場があるの‥そこでマサさん父から弓道教わってて‥一緒に弓を引くようになってお互い惹かれていって今にいたるの‥」
「へぇ〜」