第11章 ライバル=相棒
ーーーーん?
部屋に抱き枕なんてあったっけ、、、、?
ーーーーまぁいっか、
眠いし考えんの面倒くさいや、、、、、
「凪っ!おいっ、起きろっ‼︎」
えーーーー……もう朝?
いつものように玲王が起こしに来た。
「ん〜〜…あと5分だけ…。」
目を閉じたまま返事をし、また眠りにつく。
普段なら「仕方ねーなぁ」って我儘を聞いてくれるのに、今日の玲王はいつもと違った。
ゆさゆさと俺の肩を揺すり、強引に抱き枕を剥がそうとしてる。
「凪!寝惚けてんのか?
ここはの部屋だ。」
「ーーーーーあ。」
重い瞼を持ち上げると、そこにはが背を向けて寝ていて……。
俺はそんなを後ろから抱きしめるようにして寝ていた。
「あれ……抱き枕じゃない…。」
抱き枕だと思ってたのはだった。
どーりで良い匂いがすると思った。