第13章 *それぞれの初めて
覆い被さるようにして私にキスをしながら
右手の指は私のナカの気持ちいいところを何度も何度もせめてくる
密着する身体
影山君のお洋服越しに感じる熱い塊が私の腰に触れる
それがぐりぐりと私の双丘に押し付けられて
影山君の呼吸が荒くなってきている事に気付いて振り返る
『かげやまくっ‥』
「なんスかっ‥」
ハァハァと呼吸をする影山君が
少し苦しそうに眉を寄せる
『大丈夫‥っ?くるしい‥?』
「ん‥そっスね‥」
『〜っ‥わたし‥どうしたら‥っ‥いいっ?』
私が話しかけながらも容赦なく私のナカではバラバラと指が動かされて気が遠くなりそうな程の快感に身体が跳ねる
「そのままでいいですよ‥」
グっと気持ちいいところを指で突かれてビクンと大きく身体が揺れる
「とろとろ‥可愛い‥」
『まっ‥て‥影山君‥苦し‥そう‥なんとかしてあげたいよ‥っ』
なんとか言葉を繋げるところんと今度は仰向けに身体を転がされる
「‥後悔‥しないっスか‥?」
さらさらとした黒い髪を掻き上げて
熱をはらんだ瞳で見つめられる
『影山君の為なら‥なんでもしたい‥よっ‥』
「っ‥そういうとこ‥」
着ていた黒いカットソー を脱ぎ捨てて
上半身裸になると
腰に巻いていたベルトを性急にカチャカチャと外してベッドの横に投げ捨てる
「‥ゆっくりしますね」
ズボンを腰の下までずらして
右手はあの日と同じ
大きくなった影山君の男の子のものを握っている
『っ‥』
恥ずかしくなって思わず目を逸らすと
ゆっくりと私の恥ずかしいところへ
熱いモノがあてがわれる
『〜っ!!』
ゆっくりと影山君の腰が動く
くちゅくちゅと音を立てて
先端だけが私のナカにでたり入ったりする
その刺激があまりにも気持ちが良くて
影山君が苦しいのをなんとかしてあげたかったのに
そんな事も考えられなくなってガクガクと震え出す
『これっ‥だ‥めっ‥なんか‥おかしくなりそっ‥あつくて‥とけそ‥っ』
「俺も‥先だけなのにすっげぇ気持ちいい‥」
さっきよりもさらに眉間に皺を寄せる影山君