• テキストサイズ

イケメン戦国 書き散らかした妄想

第12章 一日奥方1 【家康】R18


深い後悔と不安に苛まれ一睡もできずにいた。

早朝、名無しはぱっちりと目を開けた。

「‥‥」

「‥‥私‥‥いつの間にか寝ちゃった‥‥」

「身体‥‥大丈夫?‥‥」

「身体?別に何とも‥‥」

名無しは夜着を少し開いて自分の胸元を覗きこむ。

「あ、これのこと?もう、こんなに痕つけちゃって」

しょうがないなぁ、というように名無しは微笑んだ。

俺の胸に安堵が広がる。

縛って無理矢理犯した事は覚えて無いのか。

それともわざと流してくれているのか。

「信じて‥‥」

「ん」

どちらにしても名無しは俺から離れないでいてくれる。

俺は素直に頷く事ができた。

名無しもにっこり笑った。

「でも、お世話って何をすればいいんだろう。家康は自分の事は何でも自分でしてくれるからわからない」

「あんなやつ、人参でも食わせておけば」

「確か三成くんが苦手な食べ物だよね。またそういう事を言うんだから」

「お願いだから、とにかく早く帰ってきて」

妻として夜まで一緒とか、とんでもない。

「わかった」

「信じてる‥‥」

優しく微笑む名無しを抱き締めながら俺は耳元で囁いた。
/ 315ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp