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イケメン戦国 書き散らかした妄想

第4章 五色の夜 安土城編3 【政宗】R18



「起きたか」

「‥‥私‥‥あむぅっ…」

喋ろうとしたら、突然口に入れられたマシュマロに遮られた。

カラカラと笑う政宗の雰囲気はもう戻っていた。

蒼い目を細め、モゴモゴとマシュマロを食べる私を見つめる

「お前の故郷の話、また聞きたい」

腕枕をしながら私の話を聞いてくれる。

変なの‥‥

あれだけメチャクチャにしといて、何でさらっと普通の話ができるの。

「またお前の故郷の料理、教えろよ。俺が必ず再現してやる」

「‥‥ありがとう‥‥オムライスもマシュマロも美味しかったよ」

「そしたら寂しくなくなるだろ」

「うん‥‥」

政宗なりの優しさ。

「夜に寂しい時は、いつでも来いよ。技巧の限りを尽くしてもてなしてやるからな」




翌日、床の拭き掃除中

寝不足でぼーっとした頭の中で悶々と後悔し続ける。

また言えなかった、流されてしまった…。

「名無し様、お疲れ様です」

見上げると、そこには天使のような笑顔が輝いていた。

「三成くん」

「朝から頑張っておられますね。ありがとうございます。床がぴかぴかで気持ちが良いです」

「良かった」

「今夜、光秀さまが帰られます」

光秀さんはしばらく城をあけていた。

「そうなの?久しぶりだな。任務終わったんだね」

「ええ、名無し様宛てに文を預かりましたよ。どうぞ」

「どうもありがとう」

光秀さんが私に文を?一体なんだろう。

「それでは」

「うん、またね」

文を開いてみると‥‥

『今夜、部屋へ来るように。たっぷりいじめてやるから楽しみにしておけ』

‥‥‥‥

文を握りしめ私は固まった。

連続の夜のお誘い。

それも掴みどころの無い光秀さん。

私、どうなっちゃうの…。

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