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影の花

第40章 傷口に塩


「瑞さん……っ、わたし、我儘言いません、ただ瑞さんに触って欲しいんです……」

梅のくすんだ灰色の瞳は蕩け、赤い髪まで乱れている。

白い手を伸ばして誘う姿に、瑞は小さく喉を鳴らす。

そっと太腿に手をやると、梅は甲高い声を上げ、悦びに身悶えする。

「梅さん……」

白い褌を捲り、可愛らしい肉茎を取り出す。

濃い赤をした先っぽと、柔らかい皮に包まれた幹。

「は、う……!」

濡れた赤黒い先端を撫でてから、竿を優しく触る。

手を下ろすと先端が露出し、快感が頭に走る。

「ひあ……ぁっ、あ」

梅は解放感と瑞の手に包まれる幸福感に気持ち良さそうに呻く。

撫子はその様子に頷き、梅の身体を触る瑞に背後から抱きついた。

裾を持ち上げ、股の間に自分の逸物を差し込む。

「じゃあわしは瑞を触ろうかの。そろそろ触る方もしたかったんじゃ」

そう言い笑うと、瑞の襟に手を差し込み胸を掴む。

「撫子さん……ッ!? はっ、あ、あ!」

手のひらを押し付け、指を絡めるとやわやわと揉み始める。
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